当園で学べること
常盤幼稚園では、子どもたちが楽しみながら運動能力やバランス感覚を高める、さまざまな遊具や設備をご用意しています。
どんな遊びが好きかは、子どもたちそれぞれ。一人一人が自分に合った遊びを通して体力や筋力、運動神経を成長させられるようサポートしています。
全身の筋肉を使って楽しく飛び跳ねます。ひざや足首の柔軟性、バランス感覚や身体の協調性が身につきます。
転んでも大丈夫!柔らかく弾力性のあるマットです。歩いたり跳ねたりしてバランス感覚を養い、足首を強くします。
柔らかいから難しい!バランスをとりながら両足でしっかり地面を蹴って進みます。自分で乗れるようになると夢中で遊びます!
くぐる・回す・飛ぶなどいろいろな動き方を知り、巧緻性(器用さ)の向上にもつながります。
リズムよく跳び越えよう!ボールを打つには手首だけでなく全身を使います。力の入れ方やバランス、柔軟性や巧緻性を養います。
体全体をバランスよく鍛えられるだけでなく、基礎体力の強化や水への抵抗がなくなる効果もあります。
冬でもあったか水遊び!
近年、トップアスリートらのトレーニングなどでその機能や重要性に注目された「体幹」。文字通り、体の根幹となる筋肉のことをいいます。
この体幹は、大人だけでなく子どもにとっても、とても大切なものです。
新しい!
幼児期から意識して体幹を使い、強くすることで、基礎的な運動能力や体のバランス感覚を高め、体をしっかり成長させる土台ができます。
また、背筋を伸ばし良い姿勢を保つことは、子どもたちの精神面にもさまざまな良い影響を与えます。「立腰教育」と呼ばれますが、これにも体幹の維持が関わっています。
逆に体幹がしっかりしていない状態で成長していくと、体のゆがみ、正しい姿勢で座れない、といった問題になって現れることがあります。
例えば、ごはんを食べながら足を組んでいたり手を下ろしたりしているのは、そうしないと体のバランスが取れないからで、体幹が強くなると改善していくことがあります。
体幹は、普段の生活の中ではなかなか使わない筋肉です。
そこで常盤幼稚園では、園児たちの遊びの中で、体幹をしっかり使う動きを積極的に取り入れて実践しています。上にあげた遊具を使って遊ぶのもそうですし、トンネルくぐりやハードルくぐりでハイハイして遊ぶことも体幹運動になるんです。
(ちなみに「ハイハイ」は子どもにとってとても大事な動きで、しっかり足と手を使って前に進んでいくことで、背筋、腹筋、脚力、腕力すべてをバランスよく使います)
外でもたくさん運動するよ!
いろいろな動きや遊びを楽しみながら、子どもたち一人一人が自分に合ったものを見つけ、のびのびと取り組んでいく中で、徐々に力が身についていきます。何かノルマを課して運動させるようなことは致しません。
当園では、体幹トレーニングを中心とした子どもたちの遊びの改革を意識的に行っています。
その成果は少しずつ、見える形となっているようです。平成30年のスポーツテストで子どもたちの運動能力を調べたところ、奈良県での同年代の幼児の平均値と比べて軒並み高く、1.5倍ほどの差が出る種目もありました。
私たちの取り組みが、子どもたちの成長に良い形で表れているのだと喜ばしく思います。